044009 ランダム
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ありさのホームページ

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香織と本

      本の世界

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香織は本屋を出てからすぐに生ぬるい温度と身体が触れ合って、

変な気持ちになった。(早く帰ろう・・・。)

香織はそう思いつつ、ゆっくりと自転車に乗って、家へ向かった。


家へ着いた。

まず、靴をけるように脱いでから、居間に向かう・・・

  がちゃ

居間のどあを開けてから香織は、(天国だぁ!!)

と心の中で叫んだ。

そして、腕に本の入ったビニールをぶら下げたまま、

冷蔵庫の前に即行した。冷蔵庫の中から

お茶を出し、コップにそそいで飲んだ。

あまりにものどが渇いてたみたいで、お腹から、

飲んでいるときの音が聞こえてきた。

それから、居間のソファーに『どす!』っと、座った。すると、

「ちょっと~香織!!」

香織はぎくっとした。姉の由美架だ。香織は姉がいたのに気がつかなかった。

「な・・・なんでしょう・・・」

香織はついつい敬語になってしまった。

「あんたね~人が雑誌を読んでいるときに横にどすって座んないでよ!」

といわれた。姉が見てる雑誌は『シャルベルトン』という、

ファッション雑誌である。結局姉には自分の部屋に追い返されてしまった。

部屋に入ってすぐに冷房を入れた。

やっとのことで、(本を出せる・・・)

香織はワクワクした。一番おもしろそうな本だったからだ。

しかも、90円ねぎって、やっと買った本。

『サクラの木の下で』という題名だ。

香織は、その本に鼻を近づけた。 新しい本の香りがした。

パラパラ・・・とページをめくってく・・・

(うん。最初は簡単な内容の本から始めて、本になれるんだ♪)

香織が今回買ったのは、文庫本だった。いかにも小学生向けって感じだ。

でも、香織は大満足していた。

始めのページを開き、ゆっくりと読み始めていった。


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